インプラント周囲炎とは何か?原因や予防法について解説
2023.05.01
インプラント周囲炎は、インプラント周辺の歯肉が歯肉炎や歯周病引き起こしてしまうことを言います。歯周病菌がインプラント周囲の歯肉に感染し、炎症を引き起こすことがあります。この炎症は、歯肉炎の初期段階で発見された場合には簡単に治療できますが、進行した場合にはインプラントの失敗につながる可能性があります。そこで、インプラント周囲炎の原因、症状、予防法について詳しく説明します。
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インプラント周囲炎の原因
インプラント周囲炎の原因は、口内環境の問題や歯科医院の手術ミスなど、さまざまな要因が考えられます。
まず、口内環境の問題によってインプラント周囲炎が発生することがあります。口腔内に存在する歯周病菌が、インプラント周囲に侵入して炎症を引き起こすことがあります。また、歯磨き不足や歯石のたまりなどの口内環境の問題も原因となることがあります。
次に、歯科医院の手術ミスも原因となることがあります。インプラントを入れる際に、手術の際のクリーニング不足や、インプラントの挿入位置が正しくないなどの理由で、炎症を引き起こすことがあります。また、インプラント周囲炎のリスクファクターには、喫煙や糖尿病、免疫不全などがあります。
インプラント周囲炎の症状
インプラント周囲炎の症状には、以下のようなものがあります。
- ・痛み
- ・腫れ
- ・出血
- ・インプラントの緩み
これらの症状が現れた場合は、すぐに歯科医院を受診しましょう。治療が遅れると、炎症が進行し、最悪の場合にはインプラント周囲炎が慢性化し、最悪の場合にはインプラントの失敗につながる可能性があります。
インプラント周囲炎の診断方法
インプラント周囲炎を診断するためには、レントゲン検査が必要です。レントゲン検査によって、インプラント周囲の骨の状態やインプラント周囲炎の程度を確認することができます。また、歯肉の状態や歯周ポケットの深さなどを調べるために、歯周病検査も行われます。
インプラント周囲炎の治療法
インプラント周囲炎の治療法には、以下のようなものがあります。
- ・歯周病菌の除去
- ・歯肉の炎症の抑制
- ・歯周ポケットの洗浄
- ・歯肉移植
歯周病菌を除去するためには、歯周ポケットの洗浄が必要です。歯周ポケットの深さがある場合には、歯科医師が専用の器具を使用して歯周ポケット内の歯垢や歯石を除去します。歯周ポケット内に残っている歯周病菌を抑制するために、抗菌薬を処方することもあります。また、歯周病の進行によって失われた歯肉を補充するために、歯肉移植を行うこともあります。
インプラント周囲炎の予防法
インプラント周囲炎を予防するためには、以下のようなことが重要です。
- ・適切な歯磨き
- ・定期的な歯科検診
- ・喫煙の禁止
- ・健康的な食生活の維持
- ・ストレスの軽減
歯磨きは、歯周病菌の増殖を抑えるためにも重要です。歯磨きの方法については、歯科医師から指導を受けるようにしましょう。また、定期的な歯科検診によって、インプラント周囲炎の早期発見や予防ができます。喫煙は、口内環境を悪化させるため、喫煙者はインプラント周囲炎にかかるリスクが高いことが知られています。健康的な食生活を維持することで、口内環境を整えることができます。また、ストレスは免疫力を低下させるため、ストレスの軽減にも努めましょう。
札幌市中央区でインプラントのことなら【いとデンタルクリニック】へ
インプラント周囲炎は、インプラント治療において最も一般的な合併症の一つです。インプラント周囲炎の早期発見や適切な治療が行われない場合には、インプラントの失敗につながる可能性があります。インプラント周囲炎を予防するためには、適切な歯磨き、定期的な歯科検診、喫煙の禁止、健康的な食生活の維持、ストレスの軽減が重要です。また、インプラント周囲炎が疑われる場合には、早期に歯科医師の診断を受け、適切な治療を行うようにしましょう。
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