インプラント治療後は口臭に注意!
2023.02.07
歯を失った際に、歯を補う治療としてインプラント治療があります。インプラント治療を行った部分は、人工の歯根を顎の骨に埋めるため虫歯になる可能性はありません。とはいえ口内トラブルがないかと言われればそんなこともないのです。
今回は、インプラント治療後に起こる口臭について、原因や対策をご紹介します。札幌市中央区でインプラント治療をお考えの方は、いとデンタルクリニックまでお気軽にご相談ください。
インプラント治療後の口臭が起こる原因とは?
インプラント治療した部分は人口の歯になりますので、虫歯になる可能性はないからとケアを怠ってしまう方がいらっしゃいます。口内ケアを怠ってしまうと様々なトラブルが発生するのです。そのうち一つが、口臭です。下記で口臭の原因をまとめました。
・付着した食べ物の磨き残し
人口歯だからと油断して歯磨きで磨き残しがあるかもしれません。
インプラント治療とは、歯を失ってしまった部分に人工の歯根を埋め込む治療方法です。歯根となる部分にはインプラント体(ねじ状のもの)を埋め込み、そこに歯の形をした人口歯を被せます。
隣の天然歯とインプラント部分に段差ができたり、歯と歯の隙間を掃除しづらかったりするため、歯垢(プラーク)が付着しやすくなります。
繁殖した細菌は口の中のに溜まっている食べかすを餌に、口臭の元になる成分を生成し、硫化水素を発生させます。これらのガスは悪臭を放ち、口臭の原因になるのです。通常の口臭は3つのガスのうち、硫化水素の割合が多いことが特徴です。
・インプラント歯周炎
インプラント歯周炎を起こしている場合も、口臭の原因となります。
細菌によって歯茎に炎症が起きている状態のことを歯周病といい、この症状が埋め込んだインプラントの周りの歯茎に起こることをインプラント周囲炎といいます。
歯磨きや、歯科医での定期的なメンテナンスが不足していると細菌が歯茎とインプラントの境目に侵入してしまいます。放置してしまうと埋め込んだ骨にまで到達してしまい、インプラントが抜け落ちてしまいます。
インプラント治療後に口臭が気になりだしたら、インプラント周囲炎の可能性も疑い、歯科医院で検査を受けてみましょう。
インプラント歯周炎か確認してみましょう
- ・歯磨き時に歯茎から出血がある
- ・インプラントに違和感がある
- ・歯科医院でのメンテナンスを受けていない
- ・インプラント部分の磨きを念入りに行っていない
- ・喫煙やアルコールを過剰に摂取している
- ・糖尿病を患っている
上記項目に当てはまる方は、一度歯科医院で検査をしてみましょう。
口臭の対策方法について
インプラント治療を行った後はしっかりとしたケアを行いましょう。
・セルフケアの徹底
インプラントは、治療前の天然歯と形がことなるため、今まで通りの歯の磨き方では不十分である可能性があります。歯の表面だけでなく、裏側やインプラントと歯茎の間までしっかりと磨き、歯垢(プラーク)が付着しないようにしましょう。歯垢(プラーク)は、酸素の少ない場所を好むため、歯と歯の隙間や歯と歯茎の間に増殖しやすいです。フロスや歯間ブラシを活用して清潔に保ちましょう。もし、磨き方がわからない方は、歯科衛生士や歯科医師からセルフケアのコツをご説明いたします。
・歯科医院での定期健診
自宅で行うセルフケアを徹底していただくことは非常に重要ですが、セルフケアにも限界があります。歯垢(プラーク)は、歯ブラシだけでは除去できず、専用の機械を用いて歯科医院で除去してもらう必要があります。セルフケアと並行して行うことで、口臭予防はもちろん、虫歯や歯周病も予防が行えます。
・インプラント歯周炎の治療
インプラント歯周炎は、口臭を引き起こすだけでなく、放置すると抜け落ちてしまう可能性もあります。そうなる前に早期発見と治療が必要ですので、歯科医院での定期的なメンテナンスは怠らないようにしましょう。
まとめ
今回はインプラント治療による口臭についてご紹介しました。皆さんもインプラントは人口の歯だから大丈夫と思わず、丁寧なケアを日々行いましょう。インプラント治療のことなら札幌市中央区のいとデンタルクリニックまでお気軽にご相談ください。