歯のセラミックの種類と違い|素材ごとの特徴と選び方を解説
「銀歯を白くしたいけれど、セラミックの種類が多くてどれを選べばよいか分からない」と迷う方は少なくありません。セラミックと一口にいっても、素材によって見た目の透明感、割れにくさ、費用が異なります。
この記事では、歯のセラミックの主な種類と特徴、前歯と奥歯での選び方、治療前に知っておきたい注意点、当院での費用の目安を順に説明します。
- ✅ ジルコニアやe-maxなど主なセラミックの特徴
- ✅ 前歯・奥歯でのセラミックの選び方
- ✅ 詰め物・被せ物・ラミネートベニアの違い
- ✅ セラミック治療のメリット・注意点・費用
- ▸ 歯のセラミックの主な種類
- ◦ ジルコニア
- ◦ e-max(イーマックス)
- ◦ オールセラミック(ポーセレン)
- ◦ メタルボンド
- ◦ ハイブリッドセラミック
- ▸ ジルコニアとe-maxの違いと選び方
- ▸ 詰め物・被せ物・ラミネートベニアで変わるセラミックの種類
- ◦ 部分的に補う詰め物(インレー)
- ◦ 歯全体を覆う被せ物(クラウン)
- ◦ 前歯の表面に貼るラミネートベニア
- ▸ セラミック治療のメリットと注意点
- ◦ セラミック治療のメリット
- ◦ セラミック治療の注意点
- ▸ 当院のセラミックの種類と費用の目安
- ▸ よくある質問
- ▸ 札幌市中央区でセラミックの種類選びにお悩みの方はいとデンタルクリニックへ
歯のセラミックの主な種類

歯科で「セラミック」と呼ばれる素材は、陶材だけでできたものから、金属やプラスチックと組み合わせたものまでさまざまです。代表的な5種類の特徴を、見た目と強度の違いを中心に説明します。
ジルコニア
ジルコニアは人工ダイヤモンドにも使われる酸化ジルコニウムを使った素材で、セラミックの中でも強度が高いのが特徴です。割れにくく、噛む力が強くかかる奥歯にも使えます。素材だけで作るフルジルコニアは強度に優れる一方、透明感はやや控えめです。前歯では、ジルコニアの上に色や透明感を整える素材を重ねて見た目を整える方法もあります。
e-max(イーマックス)
e-maxは、ガラスセラミックと呼ばれる素材です。光を適度に通すため天然の歯に近い透明感があり、周りの歯となじみやすいのが特徴です。強度も日常の食事に十分なレベルを備えていますが、ジルコニアと比べると強い衝撃や歯ぎしりにはやや弱いため、噛み合わせの状態を見て使う場所を判断します。
オールセラミック(ポーセレン)
金属を使わず、陶材だけで作る被せ物の総称がオールセラミックです。見た目の自然さに優れる一方、素材によっては衝撃で欠けることがあるため、近年はジルコニアやe-maxなど強度を高めた素材が使われる場面が増えています。
メタルボンド
金属の土台の表面にセラミックを焼き付けた被せ物です。金属の裏打ちがあるため強度は高いものの、光を通しにくく、年数がたつと歯ぐきとの境目が黒っぽく見えることがあります。金属を使うため、金属アレルギーが心配な方には向きません。
ハイブリッドセラミック
セラミックの粒子とプラスチック(レジン)を混ぜた素材です。セラミックより費用を抑えやすい反面、時間がたつと変色やすり減りが起こりやすい傾向があります。条件を満たせば保険で使えるCAD/CAM冠もこの仲間で、保険で選べる白い被せ物として使われています。
ジルコニアとe-maxの違いと選び方

自費のセラミック治療でよく比較されるのが、ジルコニアとe-maxです。どちらも金属を使わない素材ですが、得意なことが異なります。
奥歯は噛む力が強くかかるため、割れにくいジルコニアが選ばれやすくなります。一方、人から見えやすい前歯は、周りの歯との色や透明感のなじみやすさからe-maxが選ばれることが多い部位です。
ただし、歯ぎしりや食いしばりの癖がある方は、前歯でも強度を優先した素材が適している場合があります。
当院では、前歯にはジルコニアクラウンとe-maxクラウン、奥歯には強度の高いフルジルコニアクラウンをご用意しています。歯の位置、噛み合わせ、残っている歯の量、見た目のご希望を確認したうえで、それぞれの利点と注意点をご説明するのが当院の進め方です。
詰め物・被せ物・ラミネートベニアで変わるセラミックの種類

セラミックは素材だけでなく、治療の形によっても選ぶものが変わります。歯をどのくらい失っているか、何を改善したいかによって、選ぶ形は次の3つに分かれます。
部分的に補う詰め物(インレー)
虫歯を削った範囲が比較的小さい奥歯では、削った部分だけをセラミックで補う詰め物を使います。銀の詰め物をセラミックに置き換えたいときにもよく選ばれる方法で、当院ではジルコニアインレーとe-maxインレーをご用意しています。
歯全体を覆う被せ物(クラウン)
虫歯が大きい歯や、神経を取る治療をした歯など、歯を全体的に補強する必要がある場合は被せ物にします。歯の根の治療をした歯では、被せ物を支える土台(ファイバーポストコア)が必要になる場合もあります。
前歯の表面に貼るラミネートベニア
前歯の形や色、すき間、先端の欠けを整えたいときに選ばれる方法で、歯の表面を薄く削り、薄いセラミックを貼り付けます。被せ物と比べて削る量を抑えられるのが特徴です。歯ならびや噛み合わせの状態によっては適さないこともあるため、事前の診断が欠かせません。
セラミック治療のメリットと注意点

どの種類のセラミックを選ぶ場合でも、共通するメリットと注意点があります。素材を選ぶ前に、両方を知っておくと後悔の少ない選択につながります。
セラミック治療のメリット
セラミックは天然の歯に近い色と質感を再現しやすく、プラスチックのように変色しにくい素材です。金属を使わない素材を選べば、金属アレルギーの心配や、歯ぐきが黒ずむといった問題も避けられます。表面がなめらかで汚れが付きにくいため、適切な歯磨きと定期的なクリーニングを続けることで、口の中を清潔に保ちやすくなります。
✅ セラミック治療の主なメリット
- 天然歯に近い色や質感を再現しやすい
- 変色しにくい
- 金属を使わない素材を選べる
- 表面がなめらかで汚れが付きにくい
セラミック治療の注意点
セラミック治療は保険が適用されない自費診療で、費用は保険の被せ物より高額です。素材を入れるために歯を削る必要があり、強い衝撃や歯ぎしりによって欠けたり割れたりすることもあります。
また、セラミック自体は虫歯になりませんが、歯との境目から虫歯になる可能性はあるため、治療後のメンテナンスが欠かせません。仕上がりの色や持ちには個人差があります。
⚠️ セラミック治療を検討するときの注意点
- 基本的に自費診療となる
- 治療のために歯を削る必要がある
- 強い衝撃や歯ぎしりで欠けたり割れたりする場合がある
- 歯との境目から虫歯になる可能性がある
- 治療後も定期的なメンテナンスが必要
当院のセラミックの種類と費用の目安

当院のセラミック治療は自費診療です。主な素材と費用(税込)は次のとおりです。
- ジルコニアクラウン(前歯) 110,000円
- フルジルコニアクラウン(奥歯) 88,000円
- e-maxクラウン(1day) 160,000円
- ジルコニアベニア 77,000円
- e-maxベニア(1day) 110,000円
- ジルコニアインレー 55,000円
- e-maxインレー(1day) 77,000円
- ファイバーポストコア 11,000円
当院には歯科技工士が在籍しており、口腔内スキャナーで歯型を取り、設計から削り出し、焼成までを院内で行っています。そのため「1day」と記載したe-maxの治療は、予約時間などの条件がそろえば当日または翌日の装着が可能です。
治療回数や期間は歯の状態によって変わるため、具体的な見通しはカウンセリングの際にお伝えしています。
よくある質問

札幌市中央区でセラミックの種類選びにお悩みの方はいとデンタルクリニックへ

歯のセラミックには、強度に優れたジルコニア、透明感のあるe-max、費用を抑えやすいハイブリッドセラミックなど複数の種類があり、歯の位置や噛み合わせ、見た目のご希望によって適した素材が変わります。素材の特徴と注意点の両方を知ったうえで選ぶと、仕上がりへの納得感も高まります。
いとデンタルクリニックは、地下鉄東西線「西28丁目駅」から徒歩3分の歯科医院です。全室個室でゆっくりご相談いただけるほか、院内技工士との連携により、条件がそろえばe-maxの詰め物・被せ物を当日または翌日に装着できます。どの素材が自分に合うのか知りたい方は、お気軽にご相談ください。
📝 この記事のまとめ
- ✅ ジルコニアは強度が高く、奥歯など噛む力がかかる部位にも使いやすい素材
- ✅ e-maxは透明感があり、周囲の天然歯となじみやすい素材
- ✅ セラミックは詰め物・被せ物・ラミネートベニアなど治療する範囲によって形が異なる
- ✅ 素材だけでなく、歯の位置・噛み合わせ・残っている歯の量・見た目の希望を踏まえて選ぶことが大切
- ✅ セラミック治療後も、虫歯を防ぐための歯磨きと定期的なメンテナンスが必要


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