マウスピース矯正中の正しい歯磨きとは?外出先でも清潔を保つケア方法
矯正を始めたばかりの患者さんから、よくこんな声をいただきます。
「歯磨きって、矯正中はどうすればいいんですか?」
その不安、とてもよくわかります。矯正中の口腔ケアは、治療の成否を左右する大切なポイントです。特にマウスピース矯正(インビザライン)を選ばれた方は、取り外しができる分、ケアの自由度が高い反面、「正しいやり方を知らないまま続けてしまう」ケースも少なくありません。
この記事では、矯正中の歯磨き方法を丁寧に解説します。歯ブラシの選び方から磨き方の順番、フロスや歯間ブラシの使い方、そしてマウスピース自体のお手入れ方法まで、一つひとつ確認していきましょう。
矯正中のケア方法、具体的に知りたい方はご相談ください
正しい歯磨きの手順は、実際にお口の状態を見ながら確認するのが効果的です。いとデンタルクリニックでは、矯正中の口腔ケア指導も行っています。
お電話での相談:011-699-5775
マウスピース矯正中の歯磨きが大切な理由
矯正中は、虫歯や歯周病のリスクが高まります。
マウスピースを装着している時間は、1日20〜22時間程度が目安とされています。長時間にわたって歯を覆う装置をつけているため、唾液の自浄作用が届きにくくなり、細菌が繁殖しやすい環境が生まれます。歯磨きが不十分なまま装着を続けると、歯垢が蓄積し、虫歯や歯周病が進行するリスクがあります。
さらに、虫歯が発生してしまうと、矯正治療を一時中断して虫歯治療を優先しなければならないケースもあります。せっかく計画した治療スケジュールが狂ってしまうのは、患者さんにとっても大きなストレスです。
だからこそ、矯正中のセルフケアは「矯正前よりも丁寧に」という意識が必要です。

マウスピース矯正はワイヤー矯正より磨きやすい
マウスピース矯正の大きなメリットの一つが、取り外して歯磨きができる点です。
ワイヤー矯正では、ブラケットやワイヤーが邪魔になって磨きにくい部分が多く生じます。特にワイヤー下やブラケット周りは磨き残しが起きやすく、専用のタフトブラシや歯間ブラシを駆使しながら時間をかけてケアする必要があります。一方、マウスピース矯正は装置を外せば、矯正前とほぼ同じ感覚で歯磨きができます。
この「取り外せる」という特徴が、口腔衛生を保ちやすい大きな理由です。
マウスピース矯正中の正しい歯磨きの手順
ステップ1:マウスピースを外す
まず、マウスピースをていねいに取り外します。
指で奥歯の端をつまみ、少しずつ浮かせながら外すのがコツです。力任せに引っ張ると、マウスピースが変形・破損する原因になります。外したマウスピースは、専用ケースに入れて保管しましょう。
ステップ2:歯ブラシを選ぶ
歯ブラシは「やわらかめ」のものを選んでください。
硬いブラシは歯や歯茎を傷つける可能性があります。ヘッドが小さめのものを選ぶと、奥歯や歯と歯茎の境目にも毛先が届きやすくなります。鉛筆を持つような軽い握り方で、小刻みに動かしながら磨くのが基本です。
ステップ3:磨く順番と意識するポイント

磨く順番を決めておくと、磨き残しが減ります。
たとえば「右上の奥歯から始めて、外側→内側→噛み合わせ面の順に一周する」というルーティンを作ると効果的です。特に意識してほしい箇所は以下の4か所です。
- 歯と歯茎の境目…歯垢がたまりやすく、歯周病の起点になりやすい場所です。毛先を45度に傾けて優しく当てましょう。
- 奥歯の噛み合わせ面…食べカスが残りやすいため、念入りに磨きます。
- 前歯の裏側…歯ブラシを縦にして、かかと部分を使うと磨きやすくなります。
- 歯と歯の間…歯ブラシだけでは届かないため、フロスや歯間ブラシを併用します。
1本1本を20回程度を目安に、丁寧に磨くことを心がけてください。
ステップ4:フロスと歯間ブラシを使う
歯ブラシだけでは、歯と歯の間の汚れは落とせません。
デンタルフロスや歯間ブラシを使うことで、歯間の歯垢をしっかり除去できます。特に矯正中は歯が動いている途中のため、歯と歯の間隔が変化することがあります。歯間ブラシのサイズが合わなくなってきたと感じたら、担当の歯科衛生士に相談してみてください。
ステップ5:マウスピースを洗ってから再装着する
歯磨きが終わったら、マウスピースもきれいにしてから装着します。
流水を流しながら指でこすり洗いするのが基本です。汚れが気になる場合は、やわらかい歯ブラシで優しく磨きましょう。ただし、歯磨き粉はマウスピースに傷をつける可能性があるため、使用しないほうが無難です。洗浄後はぬるま湯でしっかりすすいでから装着してください。
マウスピースのお手入れ方法〜清潔を保つための洗浄術

毎日の基本洗浄
マウスピースは毎日洗うことが基本です。
食事のたびに外すタイミングで、流水で軽くすすぐ習慣をつけましょう。外食などで難しい場合でも、最低1日1回は丁寧に洗浄することをおすすめします。唾液がついたまま放置すると、白くくすんだり口臭の原因になることがあります。
週に一度のていねいな洗浄
週に1回は、専用洗浄剤を使ったつけ置き洗浄を取り入れましょう。
マウスピース専用の洗浄剤には、「漂白活性化剤」配合タイプや「酵素」配合タイプなど、さまざまな種類があります。つけ置きタイプは5〜30分程度浸けるだけで、細菌や歯垢をしっかり除去できます。洗浄後は必ず流水でよくすすいでから装着してください。
マウスピースのお手入れでやってはいけないこと
以下の3点は、マウスピースを傷める原因になるため避けてください。
- 熱湯で洗う…マウスピースは熱に弱く、変形する可能性があります。必ずぬるま湯か水を使いましょう。
- 硬いブラシで強くこする…表面に傷がつき、雑菌が繁殖しやすくなります。
- 漂白剤やアルコール消毒液を使う…素材を傷める可能性があります。専用洗浄剤を使いましょう。
マウスピースを清潔に保つことは、口腔衛生を守るだけでなく、装置の透明感を維持することにもつながります。
クリーニングで矯正中の口腔環境をサポート
セルフケアだけでは落としにくい汚れも、定期的なプロフェッショナルクリーニングで対応できます。矯正中の通院に合わせてご予約いただくことも可能です。
月・火・金 10:00〜14:00 / 15:00〜19:00
水・木 10:00〜14:00 / 15:00〜20:00
土 10:00〜14:00 / 15:00〜18:00
日・祝 休診
外出先での歯磨きができないときの対処法
「食後すぐに歯磨きできない…」という場面は、誰にでもあります。
そんなときは、まず水やお茶で口をすすぐだけでも効果があります。糖分の多い飲み物や色の濃い飲み物を摂った後は特に注意が必要です。マウスピースを装着したまま飲食すると、着色や虫歯のリスクが高まります。
携帯用のマウスピース洗浄スプレーを持ち歩くのもおすすめです。外出先でもマウスピースを短時間で清潔にできます。帰宅後は必ず丁寧に歯磨きをして、清潔な状態でマウスピースを再装着しましょう。

マウスピースの保管にも注意を
外したマウスピースは、必ず専用ケースに入れて保管してください。
ティッシュに包んだままにしておくと、誤って捨ててしまうケースが意外と多いです。また、高温になる場所(車内や直射日光の当たる場所)での保管は変形の原因になります。紛失や破損を防ぐためにも、ケースを常に携帯する習慣をつけましょう。
いとデンタルクリニックのインビザライン矯正サポート
矯正治療は、装置をつけて終わりではありません。
治療期間中のセルフケアの質が、最終的な仕上がりを大きく左右します。当院では、インビザライン矯正を始める前のカウンセリングから、治療中の定期チェック、ブラッシング指導まで、一貫してサポートしています。
「ちゃんと磨けているか不安」「マウスピースの洗い方がわからない」…そんな小さな疑問も、遠慮なく相談してください。個室のカウンセリングルームで、じっくりとお話を伺います。
iTeroによる精密な3Dスキャンで治療計画を立案
当院では、口腔内スキャナー「iTero」を導入しています。
iTeroは、口の中にレーザー光線を当てて精密な3Dモデルを作成できる装置です。従来の印象材(型取り材)を使わないため、不快感なくスキャンが完了します。このデータをもとに、治療完了までの緻密な計画を立てることができます。
衛生管理と痛みへの配慮
当院が大切にしているのは、安心・安全な環境です。
治療器具は超音波洗浄器で洗浄後、最も品質の高いクラスBの滅菌器で滅菌処理を行っています。診療室はすべて個室で、飛沫感染のリスクを低く抑えています。麻酔注射の前には表面麻酔を塗布し、極細の注射針と電動麻酔器を使用することで、治療時の痛みを最小限に抑えています。
通いやすいアクセスと診療時間
地下鉄東西線西28丁目駅3番出口から徒歩3分。
平日は夜20時まで、土曜日は19時まで診療しています。お仕事帰りや学校帰りにも立ち寄りやすい立地です。30台分の駐車場も完備していますので、お車でのご来院も安心です。複数の歯科医師が在籍しており、ご予約も取りやすい体制を整えています。

まとめ〜矯正中の歯磨きは「習慣化」が鍵
矯正中の歯磨きで大切なのは、特別なテクニックよりも「毎日続けること」です。
マウスピース矯正は取り外しができる分、ケアの自由度が高い矯正方法です。食事のたびに外し、歯磨きをして、マウスピースを洗ってから再装着する…この流れをルーティンにしてしまえば、難しいことは何もありません。
歯ブラシはやわらかめを選び、フロスや歯間ブラシも毎日使う。マウスピースは流水で毎日洗い、週に一度は専用洗浄剤でつけ置き洗浄する。熱湯・硬いブラシ・漂白剤は使わない。これだけ守れば、矯正期間中も清潔な口内環境を保てます。
「正しくできているか確認したい」「ブラッシング指導を受けたい」という方は、ぜひ一度ご相談ください。
札幌市中央区でインビザライン矯正をお考えの方、矯正中の口腔ケアについて詳しく知りたい方は、ぜひいとデンタルクリニックへお気軽にお問い合わせください。iTeroによる精密スキャン、個室カウンセリング、痛みに配慮した治療で、あなたの笑顔づくりを全力でサポートします。
矯正中のお口のケア、いとデンタルクリニックにご相談ください
歯磨き指導・クリーニング・定期チェックまで、矯正期間中もトータルでサポートします。
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著者情報
医療法人社団 糸 理事長
いとデンタルクリニック院長
齋藤 布至(Saito Nobuyuki)
プロフィール
| 出身 | 札幌市出身、釧路の中学へ進学 |
|---|
| 経歴 | 神奈川歯科大学 卒業 |
|---|---|
| 東京、神奈川の歯科医院にて研鑽を積む | |
| 西28丁目、エストラーダ円山にて、いとデンタルクリニック 開院 | |
| 医療法人社団糸 設立 |
| 所属 | 日本口腔インプラント学会 |
|---|---|
| 東京形成歯科研究会 | |
| 日本歯科医師会 | |
| 日本歯科訪問協会 | |
| 日本美容歯科医療協会 | |
| 日本アライナー矯正歯科研究会 |



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